勘違い日記 Blog
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- 2025.08.02
【第17回】“静かな反応”にも、届け続ける理由
深井
今回は、野田さんの発信スタイルについて、じっくり伺ってみたいと思います。FacebookやX、Instagramなどで精力的に発信されていますが、どんな時に「届いてるな」と実感するんでしょうか?
野田
目に見える反応は少ないんですよね。いいねが何百もつくわけではないし、コメントもそこまで多くない。でもふとした場面で、「見てますよ」とか声をかけられてびっくりすることがあるんです。
深井
へぇ、それは嬉しいですね。しかも声をかけてくれたのが予想外の方だったりすると、余計に驚きますよね。
野田
そうなんです。最近あったのは、以前名刺交換をさせていただいた方から「いつも楽しみにしてますよ」と言われたんです。でも最初はピンと来なくて(笑)。「ほら、あの毎週届くやつ」というところでようやくメルマガだとわかったんです。
深井
ああ、なるほど。「届くやつ」というところが鍵ですね(笑)。「毎週」だけだとPodcastもありますし。
野田
そうそう。自分でもあれこれやりすぎている気もしますけど、どれも楽しいから仕方ない(笑)。
深井
野田さんらしいですね(笑)。でもそれが一番ですよね。とはいえ、あまり目に見える反応がないと、不安になったりすることもあるんじゃないですか?
野田
ポッキリ折れることは性格的にもあまりないんですが、イベント前は不安になることもあります。「こんなに大きな会場を借りたのに、ちゃんと人が集まるかな…?」なんて思いがよぎったり(笑)。でも反応しないだけで、“見ている人”がたくさんいてくださることは経験を通じて知っているので。
深井
なるほど、まさに“サイレントマジョリティー”ですね。見てはいるけど、表には出さない人たち。
野田
そうそう。だから発信って、ある意味“自分との勝負”というか。目の前に反応がなくても、自分が信じて出し続けられるかどうかだと思います。
深井
ああ、確かに。すぐに結果が出なくても、ある日ふっとリアクションが届く。その瞬間まで、続けられるかどうかが大事なんですね。
野田
そう思います。信じ続けられた分、届いたときのリアクションが沁みるんですよ。「あの回のメルマガが心に残った」とか、「あの言葉に勇気をもらった」とか。ほんの一言でも、僕にとっては大きな力になります。
深井
わかります。そういう何気ない一言があるだけで、「続けてよかった!」と思えるんですよね。
野田
そうなんですよ。そこが発信の面白いところだなと思います。
深井
本当ですね。まさに“じわじわ効く”というか、即効性はないけれど、確実に染み込んでいくような感じというか。
野田
そんな感じです。ある日ふと「ちょっと挑戦してみようかな」とか「新しい考え方を取り入れてみようかな」と思える。そんなふうに、これからも誰かの記憶のどこかに残る言葉を届けていきたいです。