勘違い日記 Blog

  • 2025.09.27

【第25回】自由な探究心を支える、野田流チームマネジメント

深井
最近、Facebookなどを拝見していると、全国を飛び回っていて本当にお忙しそうですよね。

野田
なんだか最近よくそう言われるんですが、自分ではそんなに忙しいという感覚はないんです。ただ出張が多い分、オフィスにいる時間は短くなってしまっているかもしれません。

深井
ああ、そうか。確かにあれだけ活動的だと、なかなかオフィスでじっとしていられませんよね。

野田
そうなんです。ただ僕の仕事は、会社の外で新しい出会いや学びを見つけて、それをチームに還元することだと思っているので。ありがたいことに、リモートでも仕事がしっかり回る仕組みが整っているので、安心して外での活動に集中できています。

深井
おお、すごい。社長が不在でもしっかり組織が機能している、というのは理想的ですよね。何か特別な工夫をされているんですか?

野田
コロナ禍をきっかけに始めたんですが、全オフィスをZoomで常時接続しているんです。各拠点に大きなモニターがあって、お互いの様子がいつでも見えるようになっています。声も聞こえるので、離れていても一緒に仕事をしているような一体感が生まれるんです。

深井
ははぁ、なるほど。物理的な距離をテクノロジーで埋めているんですね。導入してみて、何か変化はありましたか?

野田
それはもう、大きく変わりましたね。以前は拠点ごとに独自のローカルルールみたいなものが生まれてしまうこともありましたが、導入後はなくなりました。常にお互いが見える状況なので、いい意味での連帯感が保たれているんだと思います。僕自身も「今日の社長はどこにいるのかな」と思われているでしょうけど(笑)。

深井
笑。そのオープンな関係性が素敵です。業務の進捗などはどうやって把握されているんですか?

野田
チャットワークをフル活用していて、全スタッフが日々の業務報告をそこに書き込んでくれるんです。

深井
なるほど。それを毎日チェックされているんですね。

野田
ええ。それを読むのが、僕にとって大切なコミュニケーションの時間ですね。離れていても、皆が頑張っている様子が伝わってきますから。

深井
報告を通じて、チームとの繋がりを感じていらっしゃるんですね。

野田
そうなんです。だからこそ、報告内容が少し気になった時には、その拠点の責任者に「〇〇さん、何か困っていることはない?」と確認するようにしています。僕からいきなり連絡すると、びっくりさせてしまいますから(笑)。

深井
確かに、こんなにお話しやすい野田さんでも、自分の働いている会社の社長と思うとちょっと緊張してしまいそうですもんね。でもその心遣いが、信頼関係に繋がっているんだと思います。

野田
だと嬉しいですね。基本は現場の皆を信頼して任せること。その土台があるからこそ、僕も安心して外での活動に集中できるんです。

深井
なるほど。まさに理想的な関係ですね。

野田
ええ。僕がこうして新しい挑戦ができるのも、しっかり会社を守ってくれているスタッフがいるから。これからも、外の世界で得たものをどんどんチームに還元していくのが僕の役割だと思っています。