勘違い日記 Blog
- 2025.10.04
【第26回】バイク購入の失敗が教えてくれた「本物」との向き合い方
深井
いつもエネルギッシュに活動されている野田さんですが、最近なにかハマっていることはありますか?
野田
実は最近、またバイク熱が復活してきてまして。カワサキのGPZ900Rという、1995年のモデルなんですが、ネットで見つけて「これだ!」と。
深井
なるほど。偶然の出会いから火がついてしまったわけですね。
野田
そうなんです。見つけたらどうしても欲しくなってしまって。ただ手に入れるまでには手痛い失敗もあったんです(笑)。外見は綺麗だったので、素人目には問題なさそうだったんですが、いざ手元に来てみたら中身はもうボロボロで……
深井
えっ、そうだったんですか。確かに中身は実際に動かしてみないとわからないですもんね。
野田
ええ。結局そのバイクはすぐに手放すことにしましたが、さすがに損失ゼロというわけにはいかず。高い授業料でしたね(笑)。
深井
それは悔しいですね。私だったら「しばらくバイクはやめておこう…」なんて思ってしまいそうですけど。
野田
それが僕の場合はむしろ燃えあがってしまって(笑)。そこから1ヶ月間、「次こそは!」とインターネットで情報集めたり、専門家にご指導を仰いだりと、どこをチェックすれば良いのか猛勉強したんです。おかげでその次は、自信を持って最高の一台を選ぶことができました。
深井
おお、すごい。失敗をバネに、徹底的に探究されたわけですね。何事にも熱量を持って取り組む野田さんらしいです。
野田
いやいや。でも今回のことで、本物を見極めるための目を養うことが大事だなと再認識しましたね。バイクも人も、ネット上の情報だけでは中身まではわからないので。
深井
確かに。ウェブサイトなどでのイメージと、実際にお会いした時の印象が違う、なんてこともよくありますもんね。
野田
そうそう。そういえば先日参加した「エンディング産業展」でも、そこでお会いした経営者の方の姿を見て、ハッとさせられたんです。僕より若い経営者の方々だったんですが、皆さんビシッとネクタイを締めて、髭も綺麗に剃られていて。仕事に対する真摯な姿勢が伝わってきました。
深井
なるほど。対する野田さんはどのような出で立ちだったんですか?
野田
Tシャツにジャケットというラフな感じで、髭も少し生やしてみようかな、なんて思っていたところだったんですが、すぐに思い直しましたね。僕もお客様の前に立つ人間として、これではいけないなと。早速、その晩に髭を剃りましたよ(笑)。
深井
さすが早いですね(笑)。でもそれもリアルな場で「本物」に触れたからこその気づきだったと。
野田
ええ、本当にそう思います。ネットの情報だけじゃ、こういう肌で感じるような学びはないですから。
深井
バイクでの手痛い失敗があったからこそ、より一層そう感じられるのかもしれませんね。
野田
まさに(笑)。だから懲りずに、これからもいろんな場所に顔を出して、面白い人やモノに触れていきたいんです。それが一番の成長の糧になると思っています。

