勘違い日記 Blog

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  • 2025.08.23

【第20回】“20周年フェス”構想と“映画”の次の夢

深井
出版やイベントなど、精力的に活動されている野田さんですが、今回はさらにその先の、未来の構想についてお聞きしたいです。何か温めている企画はありますか?

野田
ありがとうございます。実は、来年会社が20周年を迎えるので、何かイベントをやりたいなと考えているんです。例えば、教会のような場所を二日間くらい借り切って、葬儀や終活の専門家をたくさんお呼びして、“デスマインド・フェス”みたいなことをやれたら面白いんじゃないかなって。

深井
「デスマインド・フェス」ですか! なんとも壮大な企画ですね。

野田
そうなんです。やっぱり僕は、人前に出て何かを仕掛けるのが好きなんでしょうね(笑)。最近大阪で始まったラジオ番組も、自分にとってはそういう挑戦の一つなんです。

深井
なるほど。そういう「やりたい!」というアイデアを見つける天才ですよね(笑)。

野田
いやいや(笑)。ふとした瞬間に降ってくるんです。例えば誰かのイベントを見て「あ、これ僕もやりたいな」と思ったり。大事なセンサーは「ワクワクするかどうか」、そして「頭の中でその映像が見えるかどうか」。イメージが先行するタイプなんです。

深井
どこにいてもアンテナを張っているわけですね。とはいえ多くの人が、「やりたい」と思ってもなかなか形にできなかったりすると思うんです。その「やりたい」という思いを実際の行動に移す秘訣は、どこにあるんでしょう?

野田
僕の場合、口に出して「言っちゃう」ことですね。言葉にすると、「じゃあやらないと」と自分が追い込まれるんです。

深井
なるほど。口に出すことで自分を追い込むわけですね。では以前からよく口にされている映画作りも、そろそろ次の夢として動き出す頃でしょうか?

野田
ええ、まさにちょうどそんなことを考えていたら、先日ショートムービーのイベントをやっている方と出会いがありまして。「映画も作れますか?」って聞いてみたら「作れますよ!」と力強い言葉をいただいて、監督まで紹介していただいたんです。

深井
へぇ、面白い。まるで「やりたい」という思いが、現実のご縁を引き寄せているようですね。

野田
そうかもしれません。不思議なもので、「これをやりたい」と思っていると、実現のピースがハマる瞬間があるんです。そういえばPodcastの公開収録も、もとはと言えば僕が他の人の公開収録イベントに行ったことがきっかけで。

深井
ああ、なるほど。野田さん自身がリスナーとして得た体験が、企画の原点になったんですね。

野田
そうなんです。「耳で聴いていた人に生で会えるのって、こんなに感動するんだな」と感じて、ぜひやりたいなと。安田さんに話してみたら、「じゃあ教会でやろう!」と話が弾んで、牧師さんとの対談から懇親会まで、あれよあれよと決まっていきました。

深井
すごい(笑)。ただ願うだけでなく、口に出して言ってみることで、周りを巻き込んで、どんどん現実になっていくんですね。その一言から、次にどんな素敵な展開に繋がるのか、これからも楽しみにしています。