勘違い日記 Blog
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- 2026.01.10
【第40回】脱・井の中の蛙。「共通言語」で組織は変わる
深井
普段からフットワーク軽く飛び回っていらっしゃる野田さんですが、先日はスタッフの皆さんと、泊まりがけで他社の見学研修に行かれたそうですね。
野田
ええ、茨城県にある葬儀社さんへ、スタッフを5〜6人引き連れてお邪魔してきました。実はあの日、ちょうど僕の51歳の誕生日だったんですよ。
深井
そうだったんですね! そういえば以前「夜遅くに帰宅して家族にサプライズされた」と仰っていましたが、誕生日に遠出されていた背景には、そんなお仕事の事情があったんですね。
野田
そうなんです。でも誕生日に朝から晩まで他社で研修なんて、昔の僕だったら絶対にやっていなかったと思います。特に大阪にいた頃は、まさに「井の中の蛙」でしたから。
深井
えっ、そうなんですか? 今の野田さんは積極的に外に出て学ばれているイメージなので意外です。
野田
以前は「キリスト教葬儀というニッチな分野なんだから、他と比べても仕方がない」と、変なプライドで殻に閉じこもっていたんです。「よそはよそ、うちはうち」と、外の世界を見ようともしていなくて。
深井
独自のスタイルを確立されている段階だったからこそ、周りをあまり意識しないようにしていらっしゃったのかもしれませんね。
野田
そうかもしれません。でも東京に来てみたら、桁違いの規模で展開している経営者の方々がうじゃうじゃいるわけですよ。もう自分の視界の狭さを痛感して。「このままじゃダメだ、素直に学ぼう」と、あちこちお邪魔して学ばせていただくようになりました。
深井
そういう変遷があっての、今回の研修だったんですね。実際に現場をご覧になって、どんな気づきがありましたか?
野田
一番大きかったのは、自分たちがこれから進むべき道が明確になったことですね。口で説明されるのと実際に稼働している現場を肌で感じるのとでは、情報の解像度が全然違いますから。「こういうやり方があるのか」「だとしたら、うちはこう戦うべきだな」という感覚が、理屈抜きで腑に落ちたんです。
深井
ああ、確かに「体感」することで得られるものって大きいですよね。しかもそれを社長一人が感じるのではなく、スタッフさんと一緒に体験できたことに意味があるんでしょうね。
野田
まさにそこなんです。僕が言葉だけで方針を語っても、現場のスタッフにはなかなか伝わりきらないこともある。でも一緒に現場を見て、圧倒的な現実を共有したことで、自然と「目線」が合った気がしています。
深井
なるほど。同じ景色を見ることで、チームの中に「共通言語」が生まれたんですね。
野田
ええ。それに、カタログの見せ方や提案のコツなど、現場レベルのノウハウも包み隠さず教えていただけて。帰ってきてすぐに実践したスタッフが、いきなり成果を出していましたから。
深井
すごい。即実践とは素晴らしいですね!
野田
ええ、本当に嬉しかったです。誕生日にふさわしい、未来につながる濃い時間になりました。だからこそ、クタクタになって家に帰ってからの家族の優しさが、より一層身に沁みたのかもしれません(笑)。
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