勘違い日記 Blog
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- 2026.03.21
【第50回】「チームで休む」究極のパス回し
深井
葬儀のお仕事って24時間365日いつでも対応が必要で、世間的には「休みが取りづらい」というイメージがありますよね。
野田
ええ、仰るとおりで。特に起業した当初は僕1人でしたから、365日ずっと電話を握りしめて、何から何まで自分で対応するワンオペ状態で。当然、休みなんてありませんでしたね。
深井
まさに猛烈な働き方をされていたと。そこから組織も大きくなって、働き方もずいぶん変わったのではないでしょうか。
野田
そうですね。自分一人なら気合いでなんとかなっても、スタッフに同じ働き方を求めるわけにはいきませんから。昔の僕のように個人の気合いで休まず働くのではなく、「チームで休む」という考え方に変わりました。
深井
ほう、なるほど。ワンオペからチーム体制に変わったと。
野田
ええ。誰かが休む時は、別の誰かが必ずカバーに入る。つまり、仕事の責任をチーム内でパス回しするんです。一人がボールを持ち続けるのではなく、休む時はスッと仲間にパスを出して、コートから一旦下りる。これってお互いへの信頼がないと成り立たないんですよ。
深井
ふむふむ。サッカーやバスケのパス回しと同じですね。でも以前は全部ご自身で把握されていたわけですよね。任せることに不安はなかったんでしょうか?
野田
めちゃくちゃありましたよ。昔はスタッフの休みに対しても「これ、何の休み?」なんていちいち細かく管理しようとしていた時期がありました。
深井
社長としてはつい口を出したくなってしまうと。気持ちはわかります。
野田
でも今は各オフィスのリーダーを立てて、休みの判断も彼らに任せるようにしています。例えば土日休んだのに月曜日も休むスタッフがいたら、昔の僕ならちょっと引っかかっていたかもしれない。でもリーダーに聞くと「前の時に頑張ってくれたので今回は休ませました」とか、ちゃんと理由があるんですよね。
深井
表面的な休みだけを見るのではなく、現場を回しているリーダーを信頼されているんですね。
野田
そうですね。一番大切な「一つひとつのご葬儀を全力で寄り添う」という根幹さえ守ってくれれば、あとは信頼して任せています。
深井
なるほど。社長がそこまで信頼してくれると、現場のリーダーも働きやすいでしょうね。現場での連携や「チームで休む」文化を作るために、日頃から意識されていることはありますか?
野田
口酸っぱく言っているのは、「無関心にならないこと」ですね。例えばスタッフから業務の報告が来たら、ちゃんと皆で「いいね」をつけようとか。
深井
へぇ、そういう小さなことから心がけていらっしゃると。
野田
そうなんです。気を抜くと、忙しさから少しずつ仲間に対して無関心になっていってしまうんです。「応援してるよ」「あの時交代してくれたから、今回は僕が行くよ」って声を掛け合う。ちょっと体育会系なノリなんですけどね(笑)。
深井
素晴らしいと思います。誰かの頑張りをちゃんと見て認め合う。そういう日々の「声掛け」があるからこそ、いざ自分が休む時にも安心してパスを出せるんでしょうね。
野田
その通りです。チームワークって、ただ一緒に働くためだけじゃなく、皆で安心して休むためにこそ絶対に必要なんだと思います。
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