勘違い日記 Blog
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- 2026.07.18
【第67回】密着取材の裏側で見つけた経営哲学
深井
約1ヶ月間にわたる密着取材が、先日無事に終了したそうですね。本当にお疲れ様でした。四六時中カメラに追われる日々というのは、いかがでしたか?
野田
いやあ、もう本当に大変でした。朝から夜まで、経営者としてだけじゃなくて一人の人間としての日々をすっかり撮られたような気がします。最初はディレクターさんも「いつもの野田さんのままで」って言ってくれるんですけど、いざレンズを向けられると、どうしても「かっこいい社長を演じなきゃ」みたいに、どこかカチッとなってしまうんですよね。
深井
なるほど。普段YouTube撮影などもされていらっしゃいますが、取材となるとまた違うものなのかもしれませんね。
野田
そうなんですよ。インタビュー中もどこを見たらいいかわからなくて……レンズを見つめると画面の向こうのお茶の間を意識しすぎて変な感じになるし、かといってカメラマンさんの顔を見るのも目が泳いでいるように映る気がして(笑)。最初は目線のやり場すらわからなくなってましたね。
深井
そうだったんですね(笑)。でもプロの役者さんでもない限り、一つ一つのことに意識が散ってしまいますよね。そこからは少しずつカメラに慣れていったんですか?
野田
そうですね。撮影の最初の方で、僕がこれまでのことを一生懸命話していたら、カメラマンさんがファインダーを覗きながら涙していたんです。「いや、野田さんの話を聞いていたら自分の親父を思い出して、なんだか僕も泣けてきちゃって……」って。
深井
すごい……そこまで入り込むんですね。カメラマンさんの撮影に対する熱量を感じます。
野田
本当に尊敬しますよ。自分としてはそんなに特別なことを話したつもりはなかったので、不思議な感覚でしたけど。そこからは、だんだんとカメラを意識しすぎなくなった気がします。
深井
なるほど。カメラという機械ではなく、「目の前の人」として心が通じ合ったことで、自然体に戻れたのかもしれませんね。
野田
そうかもしれません。そういえば、カメラマンさんに一番褒められたのがマナー研修の時の一コマでしたね。その日の研修内容が少し教科書通りというか、うちの現場が求めているものと少しズレているように感じたんです。それでたまらず「ちょっと待って!もっと実践的な内容をやって」と口を出してしまって。
深井
普通なら「テレビに映るから穏やかにしておこう」と取り繕いそうなところですが、それをしないのが野田さんらしい気がします。
野田
もうその瞬間はカメラの存在も忘れてしまってましたね。後から「あ、ちょっと言い過ぎたかな」と思ったんですが、カメラマンさんとしては「こういう生々しい場面が撮りたかったんですよ」と大喜びでした(笑)。
深井
「野田節」をカメラが捉えた瞬間だったんですね。
野田
そうみたいですね。ただ、そうやって「いつもの自分」でぶつかっていたら、そこからまた思いがけないご縁につながりまして。実は今回のテレビ出演の流れで、今度は『日経トップリーダー』という経営者向けの雑誌からも、取材のお話をいただいたんです。
深井
へぇ、すごい! 日経トップリーダーというと、多くの経営者が定期購読しているビジネス誌ですよね。
野田
ええ。ありがたいお話なんですが、過去の掲載見本を見たら、それこそ「0から始まった100億円企業への道筋!」みたいなイケイケの社長さんたちがドーンと載っている枠で。それを見て、正直「本当にうちみたいな小さな会社でいいんだろうか……」って、すごく恐縮してしまって(笑)。
深井
ものすごい成功事例が参考として送られてきたんですね(笑)。ただ、ご自身ではいつもそうやってご謙遜されますけど、これまで積み重ねてこられた取り組みが評価されたわけで、本当に素晴らしいことだと思います。
野田
そう言っていただけるとありがたいです。ともあれ、こういう大きなご縁って、狙って取りに行けるものではないですから。あらためて周りの皆さまへの感謝の気持ちが湧いてきました。小さな会社だからこそ、これからも一歩ずつ、全力で積み上げていきたいですね。
深井
まさに野田さんが日頃から大切にされている生き方そのものが、そうした大きな舞台を引き寄せたんだと感じます。お茶の間にどんな「生の野田イズム」が届くのか、放送がますます楽しみになりました!
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