勘違い日記 Blog

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  • 2026.08.01

【第69回】成長を加速させる「完全コピー」の法則

深井
前回の「丸投げ」のお話には、読者の皆さんから「スタッフの方への深い愛と信頼を感じた」「信じて手放す大切さに気づかされた」といった温かい反響がたくさん寄せられました。

野田
いやあ、そう言っていただけると嬉しいですね。

深井
お話の中で若手スタッフの皆さんの成長ぶりも印象的だったのですが、ライフワークスさんでお仕事をされていると、皆さんどのような形でスキルを伸ばしていかれるのでしょうか?

野田
そうですね。実は僕から手取り足取り細かく教えることはほとんどないんですよ。ただ一つだけ徹底して伝えているのは、「ゼロから作らずに、まずは上手い見本を完全にコピーしなさい」ということです。

深井
ゼロからオリジナルを考えさせるのではなく、まずは「真似」をさせると。

野田
そうなんです。例えば、動画のサムネイル画像やイベントのチラシを作る時、最初はスタッフも自分なりにイチからデザインを考えて悩むわけです。でも僕は、「世の中にあるかっこいい見本を探してきて、まずはそれをそのまま真似して作ってみて」と伝えるんですよ。

深井
ははぁ。確かに、最初からオリジナリティを出そうとすると肩肘を張って手が止まってしまいがちですが、見本があれば迷わずに動けますね。

野田
ええ。実は制作物に限らず、うちのスタッフが自社開催のセミナーで講師として登壇する時も、基本は僕の「完コピ」からスタートさせています。僕が過去に話している動画を見せて、「話し方から笑いを取るタイミングまで、これと同じようにやってみて」と伝えるんです。

深井
へぇ、自社セミナーの講師まで野田さんの「完コピ」からスタートさせるんですね。でもそこまで忠実に真似るとなると、かえってスタッフの方の個性や主体性が消えてしまわないんでしょうか。型にハマってしまうというか。

野田
むしろ最初は型にハマっていいんですよ。実績のある型通りに話せば、ひとまずお客様からのポジティブな反応が得られるので。「自分が話してウケた!」「喜んでもらえた!」という成功体験を作ることが、何よりの成長のエンジンになるんです。

深井
は~、なるほど。 あえてオリジナリティを追わせず、まずは正解の型で確実に「できた!」という手応えを感じさせるわけですね。

野田
そういうことです。仕事において「0から1」を自力で生み出すのはものすごくエネルギーがいりますし、最初はなかなか結果が出なくて挫折しやすい。それよりも、すでに世の中にある「1」を真似して、まずは「1から5」へ素早く伸ばす体験をしてもらうんです。

深井
確かに、最初から自分らしさを出そうとしてうまくいかないよりも、モチベーションは高まりますね。

野田
ええ。しっかりと基礎が身について初めて、自分なりのアレンジやオリジナリティが自然と滲み出てくるものなんです。よく言われることですけど、型がないのにオリジナルをやろうとするのは、「形無し」になってしまいますから。

深井
「型があるからこそ、型破りなことができる」ということですね。自己流に走らず、まずは正解の型を徹底的に吸収する。そのプロセスが、スタッフの皆さんの成長を支えているんでしょうね。




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