勘違い日記 Blog

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  • 2026.07.25

【第68回】「丸投げ」でスタッフが覚醒した日

深井
野田さんは数々のセミナーを開催されていますが、先日のような200名規模の大型セミナーで、しかもリアル会場とオンライン配信の同時開催となると、細かい目配りが必要ですよね。表舞台に立ちながら、裏方としてもかなり駆け回っていらっしゃったのでは?

野田
いや、それがですね……今回僕はほとんど何もやっていないんですよ。「丸投げ」と言ってもいいくらいで(笑)。当日は「おはよう」「お疲れ」ってスタッフに声をかけただけですね。

深井
へぇ。あれだけ大きなイベントを、社長が見守っているだけで進められるものなんですか。

野田
そうなんです。イベントを担当している若手スタッフがいるんですが、彼を中心にスタッフたちがすっかり慣れて成長してくれて。資料の準備から当日の運営まで、全部任せることができたんです。

深井
それはすごいですね。以前は野田さんご自身が陣頭指揮を執られていた印象があります。

野田
そうそう。机を並べたり、受付の指示を出したりもしていましたからね。始まる前に皆さんにご挨拶して回って、いざ本番という時には声が枯れちゃっているなんてこともありました。今回は、「頼んだよ」とだけ伝えて皆を信じて現場を任せたんです。

深井
思い切って手放されたんですね。実際に任せてみて、スタッフの皆さんの動きはいかがでしたか?

野田
いやあ、驚きましたね。事前のご案内から終わった後のアフターフォローまで、何も指示しなくてもベストなタイミングで進めてくれて。実を言うと、僕自身はメールのシステムとか、具体的なやり方は全然知らないんですよ(笑)。

深井
そうなんですね。そこまで手放せるなんて、スタッフの方への信頼の大きさを感じます(笑)。

野田
そうですね(笑)。それにお客様への対応だけでなく、前日までの準備から違っていて。以前は夜遅くまでかかっていたのに、今回は夕方の6時か7時くらいには終わらせて「明日はよろしくお願いします!」と颯爽と帰っていきましたから。本当に頼もしくなったなと嬉しくなりましたよ。

深井
素晴らしい成長ぶりですね。お客様の誘導やスタッフ同士の連携なども、皆さんで仕切っていたんですか?

野田
そうです。インカムをつけて「誰々さんがいらっしゃったらこちらへご案内して」とか、的確に指示を出していましたね。僕はちょっとした確認をするくらいで、あとはサッと消えていました(笑)。

深井
へぇ、すごい。ただ、いくら成長したとはいえ、200名規模ともなればプレッシャーも相当ですよね。「もし失敗したら……」と不安になったり、つい口を出したくなったりはしなかったんでしょうか?

野田
もちろん、ただ放置していたわけではないですよ。全体の「見せ方」や、最後の「クオリティのツメ」の部分だけはアドバイスしました。でもそこから先の実務や判断は、グッと堪えて彼らに委ねたんです。おかげでお客様にも本当に満足していただけました。

深井
なるほど。要所はプロの目で締めつつも、現場は信じて見守る。その絶妙なバランスがあったからこそ、スタッフの皆さんも伸び伸びと力を発揮できたんでしょうね。

野田
ええ。僕自身も安心して任せられましたし、皆本当にいい顔で動いていました。一日の終わりの反省会でも、「君たちが中心になってここまでできたのは本当にすごいことだね。お疲れ様!」と心から伝えました。

深井
頑張りが報われる言葉ですね。これまでの積み重ねがあってこそでしょうし。 

野田
ええ、仰るとおりで。これまで何度も現場を経験して、試行錯誤してきた結果です。手放すのは勇気がいりますが、信じて任せることが、人が最も大きく育つ秘訣なのかもしれません。

深井
「任せること」が、スタッフの皆さんの自律を促し、強いチームを作るんですね。野田さんの温かいスタッフ育成の姿勢が伝わってきました。




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