勘違い日記 Blog

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  • 2026.03.28

【第51回】1年ぶりの現場で見た「自分流」の罠

深井
最近、野田さんのXの投稿が復活してきましたね。

野田
ええ。古巣のようなfacebookと比べてどうしても苦手意識があったんですが、もう一度頑張ってみようと思っています。

深井
そうなんですね! これからの投稿が楽しみです。その中で、久し振りにご葬儀の現場に入られたと拝見しました。昨年末に仰っていた「原点回帰」を実践されているということでしょうか?

野田
そうですね。現場にしっかり入るのは1年ぶりくらいですかね。任せている各オフィスのリーダーたちも育ってきたので、普段は一歩引いて「チームのパス回し」を見守っていたんですが、ふと現場の空気感を見ておきたいなと思いまして。

深井
なるほど。久しぶりの現場はいかがでしたか?

野田
いやぁ、ちょっとヒヤッとしましたね。20年会社をやっていると、どうしても少しずつ文化が変わっていく部分があるんです。現場を見て、「皆、自分流のやり方になりすぎているな」と感じる場面があって。

深井
自分流というと悪いものばかりではない気もしますが、どういうところが気になったんでしょう?

野田
私たちが多くお手伝いしているキリスト教のご葬儀では、教会の方々と協力して運営していくのが基本なんです。でも弊社のスタッフだけで進めた方がスムーズだからと、葬儀社が全面に出て進めてしまっていたんです。

深井
へぇ。素人目には、葬儀社さんが全部やってくれた方がご遺族や教会も助かるのでは、と思ってしまいますが、そうではないと。

野田
そこが罠なんです。キリスト教のご葬儀には礼拝的な一面もあり、主役はあくまで教会とご遺族なんです。教会の葬儀は文字通り「教会の葬儀」であって、葬儀社の腕の見せどころじゃないんです。葬儀社としての技術は持ちつつも「黒子」に徹する。それが僕の、ひいてはライフワークスの美学なんです。

深井
なるほど! よかれと思って先回りして全部やってしまうことが、結果的に教会との連携を弱めてしまっていたわけですね。

野田
そうなんです。決して手を抜いているわけではなく、彼らも一生懸命やっているからこそ、軌道修正が難しい

深井
うーん、真面目にやっているからこそ、ズレが生じてしまうと。野田さんは現場でどうやってそれを伝えたんですか?

野田
指示の出し方や段取りの組み方、また教会の方々との連携の取り方など、僕自身が一通り動いて「ライフワークスのやり方はこうなんだよ」と見せたつもりです。でもやっぱり一度身に付いたものは1回言ったくらいでは浸透しないだろうなとは思ってます(笑)。

深井
人間そんなにすぐには変われないと。繰り返し伝えていくことが大事なんでしょうね。

野田
ええ、そう思います。アンケートでお客様からは高い評価をいただいていても、それが「彼ら流」になりすぎてしまっては、会社の根幹がブレてしまう。だからこそ、いくら現場を信頼して任せていても、たまには社長自らが現場に立って、これまで大切にしてきた「黒子」の姿勢をもう一度浸透させていく必要があると痛感しました。

深井
組織が大きくなって、現場に権限を委譲していくフェーズだからこそ、根っこの部分の「理念の浸透」が重要なんですね。







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