勘違い日記 Blog

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  • 2026.05.30

【第60回】スキルよりも大切な「人間力」の育て方

深井
最近も新しいメンバーが入社されているそうですね。他業界で様々なキャリアを積んでから葬儀業界に飛び込んでくる方もいらっしゃると思いますが、皆さんのご様子はいかがですか?

野田
ええ、皆さん本当に熱量を持って飛び込んできてくれています。ただ、新しい環境での再スタートですから、最初は誰しも「自分が目指したい理想」と「実際の現場の忙しさ」の間で、少しペースを掴むのに苦労する時期はありますね。

深井
なるほど。他業界からの転職となると、仕事の流れだけでなく、生活リズムの面でも慣れるまでは大変ですよね。そういうメンバーの心の変化には、社長としてどうアプローチされているんですか?

野田
実は、僕が直接あれこれ指示を出すのではなく、現場のリーダーに育成やフォローを任せるようにしているんです。日々、一番近くでそのメンバーの頑張りや戸惑いを見ているのは彼らですから。

深井
社長が直接教えるのではなく、現場のリーダーに育成を託す体制にされていると。

野田
ええ。「自分のチームのメンバーは、自分が責任を持って守り抜くんだ」っていう親心みたいなものをリーダーが持ってくれるのが、一番チームの地盤を固めてくれるんですよ。

深井
確かに。リーダーがそういう気持ちでドンと構えていてくれたら、周りのメンバーも「自分は一人じゃないんだ」って安心できますよね。

野田
そうなんです。だからこそ、チーム全体で誰一人として無関心にならないこと。お互いの小さな変化に気づいて、温かい声を掛け合えるようなリーダーシップを現場発信で育てていきたいなと。

深井
素晴らしいですね。お互いに関心を持ち合う体制があるからこそ、新しく入った方も安心して一歩を踏み出せそうです。先ほど「最初はペースを掴むのが大変」というお話もありましたが、ある程度キャリアを重ねてからのスタートだと、特にハードルがありそうな気もします。

野田
確かに、年齢を重ねてから新しい業務や環境に順応していくのは、ご本人にとってもハードルが高い部分はあると思います。ただ、この葬儀という仕事においては、これまでの人生の中で様々な喜びや苦労を味わってきた方が持つ「経験」は、それ自体がものすごく大きな強みであり、財産なんですよ。

深井
ほう。と、言いますと?

野田
ご遺族と接する際、これまでの人生の中で様々な喜びや痛みを経験してきたという背景が、言葉にしなくてもご遺族への深い「安心感」として伝わるんです。これは一朝一夕で身につくビジネススキルではなく、その方が歩んできた人生の深みそのものなんですよね。

深井
ははぁ、なるほど。まさにその人が重ねてきた年齢や人生そのものが、空気感となってご遺族に伝わるんですね。

野田
そうなんです。だから最初から完璧に動こうと焦る必要は全くなくて、その年代だからこそ活かせる価値が最初からしっかりとある。スキルや業務の知識なんてものは、後からいくらでも身につけられます。でも人を思いやる「人間力」はそうはいきません

深井
確かにそうですね。マニュアルで簡単に教えられるものじゃないですから。

野田
ええ。だから最初は戸惑うこともあるかもしれないけど、仕事のサイクルが身体に馴染むまで、コツコツと自分のペースを築いていってほしいなと思ってます。そのためのサポートは、現場のリーダーを中心にチーム全員で惜しみなくやっていきますよ。

深井
社長が大きな信頼でドシッと構え、現場のリーダーが細やかに寄り添う。まさに、その人が持つ「人間力」の価値を信じて育てる理想的なチームワークですね。




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