勘違い日記 Blog
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- 2026.07.11
【第66回】完璧を求めない野田流「場作り」
深井
野田さんはいつもエネルギッシュで、イベントや日々の業務で周りを引っ張っている印象ですが、気分が乗らない時やモチベーションが下がることもあるんでしょうか?
野田
いや、全然ありますよ。雨の日なんかは「今日はちょっと休みたいな」と、つい二度寝してしまうこともありますし(笑)。それに僕、周りからは強そうに見られがちなんですが、実は意外と精神的に弱いところがあるんです。
深井
そうなんですか。いつもタフに動かれているので、ちょっと意外です。
野田
例えば、長年一緒に頑張ってくれたスタッフが退職することになったりすると、ものすごくショックを受けてしまうんです。へこみすぎて、その次の日には必ずと言っていいほど熱を出して寝込んでしまったり(笑)。
深井
精神的なショックがそのまま体調に出てしまうんですね。なんだかとても人間味があって、親近感が湧いてしまいます。でもそういう気分の波がある中で、セミナーの司会やモデレーターという大役を務められていますよね。何か気持ちを切り替える秘訣があるんでしょうか?
野田
正直に言うと、イベントも最初は「なんでこんなに出しゃばってやってるんだろう」って、自分の中でモチベーションを上げるのが大変だった時期もあるんです。プロの司会者ではないからこそ、いざ本番の舞台に立つためには「役」に入り込むための演出が欠かせません。
深井
へぇ、自分を「セミナーの司会」という役として演出するんですか。なんだか本物の役者さんみたいですね。
野田
いやいや、そんなに大層なものではないですが(笑)。イベントに向けてちょっとダイエットをしたり、床屋さんできちんと髪を整えたり、スーツをクリーニングに出したりして、自分自身の精神状態を本番に向けてセットしていくことはしていますね。
深井
ははぁ、なるほど。そうやって準備を重ねることで、だんだんと気分を仕上げていかれると。参加された方からは「野田さんの司会はすごく良い」「温かい気持ちになる」といつも評判ですよね。気分を上げるだけで、そこまでできるものなんだろうか、という気もします。
野田
そう言っていただけるとありがたいですけどね。自分では全然上手いと感じないので不思議に思って、この間ChatGPTに聞いてみたんです。「なんで皆、僕の司会を褒めてくれるんだろう?」って。
深井
AIに聞いてみたんですか(笑)。確かに最近はAI相手に壁打ちをする方も多いですもんね。ちなみにその時はどんな答えが返ってきたんでしょう?
野田
さすがの回答でしたよ。「皆が褒めるのは、あなたが長年、ご葬儀という現場に向き合ってきた『場作りのプロ』だからです。その場の空気感を感じ取り、臨機応変に対応する力は他の人には真似できません」と上手いことを言ってくれました(笑)。
深井
おお、素晴らしい分析ですね。でもまさにその通りだと思います。ご葬儀という、究極のライブ空間で培われた「空気を読む力」が活きているということなんでしょうね。
野田
ありがとうございます。実は、司会をする時も「完璧にやろう」とは全然思っていないんです。ガチガチの完成された原稿をそのまま読むよりも、その場のノリや空気感を大切にしたくて。
深井
なるほど。確かに完璧な言葉をただ並べるよりも、その場の熱量に合った言葉の方が聞く人の心に響く気がします。
野田
そうなんです。綺麗にまとめすぎた言葉はかえって嘘っぽくなってしまう気がして。少し不器用でも、ありのままの自分でぶつかっていく。そういう飾らないライブ感が、結果的に皆さんに安心感を持っていただける「温かい場作り」につながっているのかなと、最近は思っています。
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